去勢していないフェレットの雄

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いたち(フェレット)

ノーマルフェレット、スーパーフェレット【時代で変わる価値】人の価値観なんてやっぱり全然あてにならない!フェレットはフェレット!!

2017年1月19日

私は24年前(1993年)にフェレット飼いになりました。

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その子は数ヶ月で死なせてしまいました。

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その子に導いてもらって、今日まで、たくさんのニョロリンと出会えました。

里親さまへの縁をお繋ぎしただけのニョロリンの方が多いとはいえ

「経験頭数」だけでいえば、結構な数です。

「私は昔からフェレットを飼っています」

「私はたくさんフェレットを飼ったことがあります」

「私は保護(愛護)活動をしています。」

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

だから、どうした?

って、話しですよ、こんなもん。

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「スーパーフェレット」って知ってる?昔話や伝説を得意気に語るのって何だかちょっと恥ずかしい

当時は何にも分からず、「フェレットを診てくれるその獣医さん」の「その言葉」だけが「絶対」でした。

大きな本屋さんに通って日本語で書かれた「フェレット」の本を探しました。

図書館で「いたち」の図鑑を見ながら一生懸命それなりに勉強しました。

現在の野村獣医科Vセンターの野村先生が、フェレットの本を出すと聞いてすぐに予約をしました。

ボロボロになるまで読みました。

「友達を探す雑誌」でフェレットを飼ってる人を探して、真偽の確かめようもない少ない情報を共有するのが精一杯でした。

私の知識はそこで止まっています。

それからもずっとフェレットに携わってきました。

でも、ペットショップに行く事もフェレット仲間をそれ以上探す事も約20年間ありませんでした。

フードはネットで買えます。

「フェレットを診てくれる獣医さん」も増えました。

積極的にそれらを得ようとしなかったのは怠慢と言われるかもしれませんが、「保護活動をしているフェレット好きな一時預かりの人」にそれらは必要なかったんです。

私を最期に看取る人に選んでくれたニョロリン達は皆、推定10歳前後です。

最新の情報も幅広い知識も無い飼い主の元で大きな病気をすることなくその時を迎えてくれた子ばかりなのは、本当に恵まれていたからなのだと思います。

いつでも頼れる信頼できる獣医さんが必ずいてくれたというのが一番ですが、だから自分の飼育方法が「正しい」とまでは思わなくても、少なくても「間違ってるんじゃないか」と思う事はありませんでした。

私のこの話でお分かり頂けるように、だから「昔から飼ってる人」の言う事が必ずしもどうだなんて話は一つも無いんだよって事を皆さまに知っておいて欲しいなって思います。

そんな理由だけで上から威張るような事ばかり言う人はいないとは思いますけど。

ノーマルのフェレットが欲しいと言う人がいる事を知りませんでした

「アンゴラフェレットは野生(原種)に近いから凶暴で飼いにくい。ペットというより観賞用です。」なんて言われていたあの当時の事です。

ペットショップにはフェレットスーパーフェレットがいました。

スーパーでは無い「フェレット」は去勢避妊手術を受けていないフェレットとして、その手術済みだというスーパーフェレットの半分から1/3くらいの値段だったと記憶しています。

店員さんに

「女の子は生理で死んじゃう※だからって出産させても死んじゃう方が多い」

「男の子は凶暴でマーキングの臭いが強いからマンションなんかでは絶対飼えない。」って説明されました。

だから

「そういう業者や繁殖目的の人しか買わない」って言っていたと思います。

獣医さんに聞いても確か同じような答えだったような記憶があります。

だから私はスーパーフェレットを選びました。

※女の子の病気のお話し

フェレットのへそ天(寝姿)
フェレット エストロゲン過剰症(誘発性貧血)とは【メス特有の病気】避妊手術済みだからこそ危ない!発情画像あり

エストロゲンとは副腎皮質や卵巣から分泌される性ホルモンです。 エストロゲン過剰症とは、このホルモンが過剰分泌されることによって起こるメス特有の病気です。 女性の皆さまには馴染み深いこの「エストロゲン」 ...

いつの頃だったかは忘れましたが「売られているフェレットはもう全部、避妊去勢手術が済んでいる」んだって情報は入ってきていました。

2017年現在では当時でいうスーパーフェレットがいわゆる「フェレット」で

当時の「フェレット」が「ノーマルフェレット」という呼び方で定着しています。

ノーマルフェレットがいたちのおうちにやって来た話

2013~4年頃だったと思いますが「ノーマルのフェレットいける?」みたいな連絡をある所からもらいました。

ここをいたちのおうちにする前まだ犬や猫も保護対象として活動していた頃からの長い付き合いがある所です。

私がフェレット好きなのを知っていて、多分、「世話した事はあるか?」「飼えるか?」みたいな事だったんだと思います。

もちろん経験も無いし、上記のような知識しかないから、ちゃんと飼ってあげられるかどうか不安で怖いと正直に話しました。

でも、「キミでそうなら他の人はもっとそうじゃないか?」って言われて「手術をちゃんとしてから」引き受ける事になりました。

小熊みたいで可愛かったです。

当時、いたちのおうちの里親探しはリスト制でした。

片っ端から「元ノーマルだから、ちょっと大きくてちょっとヤンチャだけど見に来るだけ来てみて下さい」って連絡をして回りました。

その子はアライグマの飼育経験がある人に託す事になりました。

※2017年現在アライグマの飼育及び販売は特定外来生物による生態系等に係る防止に関する法律によって禁止されています(環境省「特定外来生物等一覧」)

「フェレットの愛護」だなんて偉そうに言ってるくせに、こんな事を言ったら信用を失くすかもしれないけど、この時は正直…本当は怖かったんです。

大昔の知識しか無くて、それが大きく固まりすぎていて、「手術をしたから変わらない」と言われたところで、やっぱり見た目も大きくて、力も強いそのニョロリンが今までの子達と同じだなんて思えなくて「私が飼うことで、この子に何かあったらどうしよう」って、フェレットの飼育で初めてそう思って、「死なせちゃったらどうしよう」って不安で怖くてたまらなかったんです。

だから里親になってくれた彼が病院の日は必ず一緒について行かせてもらいました。

一時でも預かった責任とかそんなんじゃ無くて、「知らなきゃ」「知りたい」って思ったからです。

詳しく調べたら先天性じゃないかと思われる少しの病気はあったけれど、本当に何にも変わらないんだって思いました。

その彼女と名乗る女性からブチ切れた電話がきて、もう会えなくなってしまったけど…

そんな風に出会った元ノーマルニョロリン…2匹目の時は私も少し余裕があったし、前回お声がけして断られた方の中に「あれからいっぱい勉強したの。任せてくれない?」って言ってくれる方が何人かいてくれたから安心して託せました(もちろん手術をしてからです)

3匹目で「多分、もう(ノーマルの子が手放される事は)無い」と言われたのが2015年。

そういう(手放される)子がいなくなるって事よりも、そういう(手術を受けていない)子はもういないんだって、そっちの方に安心したのが本当の気持ちです。

我が家に可愛い娘のエルちゃんが来てくれる少し前のお話しです。

ノーマルのフェレットが普通に売られてるなんて知らなかった

先日、「助けてあげなきゃいけないノーマルフェレットがいるらしい」とちょっと小耳に挟みました。

あの時、「もうそういう子はいない」って言われて勝手に安心していた私は、その話しとは関係無いのに「やっぱまだいるんじゃん」って慌てました。

「ノーマルのフェレットは今や普通に売ってる※」とその時、初めて知りました。

って事は…

そんな話がでるって事は…

きっと、いつか近いうちに、いたちのおうちにもまたノーマルのフェレットが来るんじゃないかって本当に焦りました。

この時の私は、「同じフェレットだと思って気軽に安く購入して、やっぱり飼えないなんて持て余して…」

そんなニョロリンがこれから増えていくんだって、本気でそう危惧していました。

あの時のノーマルニョロリン達とワサビ君とエルちゃんを一緒に「きちんと」飼ってあげられる自信がありませんでした。

スタッフにも心構えやら色々を話しました。

「そうなった時はどうするか」

「その時に慌てなくて良いように」って話し合いました。

「普通に売ってて飼ってる人がいるって事はタマタマ残したまま男の子として育ててあげられるのね♡」って、いた家の能天気担当スタッフ(去勢(本人の言葉)済)は、「その日」に備えて「流木」を買おうとしていました。

どこかでフェレットのマーキングの動画を見て、「落ちてる木にしてたもん」って言っていました。

そういう問題じゃないんだよ!アンポンタン!!

でも、確かにそうだなって思いました。

元男の子の彼女が人一倍そこにこだわるのはまあそういう事だからだとは思いますが、私もそのまま元気に育ててあげられるなら…って気持ちです。

でも、いた家の里親候補者リストには「ノーマルフェレット希望」なんて人はいません。(そんな項目を設けていなかったからですが)

ノーマルフェレットじゃないなら飼えないの理由が分からない

前述の助けてあげなきゃいけない(病気なのに放置しているというような話だったかと思います)かもしれない、ノーマルニョロリンは「ノーマルは普通の人には飼育が難しいから」と説得を続け、半ば強引に飼い主様から奪うように保護してきたそうです。

人伝のお話し※ですし、それを「保護」と言っていいのかどうか私には分かりませんが、「結局、ノーマルじゃなかった」という事で「普通の人に里親を任せる」って事になったそうです。

「ノーマルフェレットは普通の人には難しい」それは分かります。

けど、

「ノーマルじゃないなら私じゃなくても普通の人で大丈夫だし、ノーマルじゃないから私は飼えません。誰か他の人にお願いします」って…何だか釈然としません。

本当にそんな直接的な表現で、それを「保護」だと言ったのかは分かりませんが、わずか数日でそのニョロリンがその人の手を離れているという事は、やっぱりそういう事なんだろうと思います。

その子はパスバレーだという事が分かり、検査の結果、病気は何もなく、病気と思われた脱毛は栄養不良という事が分かりました。

病気じゃなくて良かったなって思います。

結局、今はその人の手を離れてからまた別の人を経由してちゃんと「普通の人」の所へ行きました。

※後日、そのご本人とも直接お話しさせて頂きました。

私は、この件に携わった方「全員の発言」その他の事実を「全て直接」確認して把握しています。

このお話しはとても複雑な事情が絡んでいるのですがここで説明する内容でもありません。
ですが、
誤解や憶測で勝手にある一人の方の話しだという事で噂になっているようなのでハッキリ明記しておきます。
Y.B.さんのお話しという事ではありません。

誰か一人の個人を批判の対象として名指しするような話では無いのです。

(2017.03.08 追記)

※このお話しは全てが個人様同士のお話しです。

某かの団体や何か名前を出して出来るお話しではありません。

それぞれの個人情報をお話しする事はできませんので、この件に関しまして、これ以上の明言は致しません。(2017.06.17 追記)

ノーマルフェレットが高いなんて想像もしなかった…

私は何で、病気だったとしてもノーマルなら私が保護する!って強引とも思えるやり方で引き取ってきたのに、ノーマルじゃないと分かったら急に「飼えない」って自分の保護下には置かないという話になるのかな?って、それがすごく疑問でした。

先住ニョロリンがノーマルだから一緒に出来ないってお話しだったそうですが、だったらやっぱり、「いたちのおうち」でもノーマルニョロリンは引き受けられないって事になります。

そっかあ…って残念な気持ちになりました。

残念だけど、これまでの「フェレットなら何でもいつでも」は撤回しなければいけないなって思いました。

特別なのは「ノーマルフェレットだから」じゃなくて安心した

ある人が「ノーマルは高いし、そういう価値観の人っているじゃん?」って言いました。

えっ( ºωº; )?

あっ…そうなの!?今ってばノーマルニョロリンの方が高いの?

そうなんだ?知らなかったよ…

私はペットについての資格を何個かとるために勉強をしてきましたが、フェレットの値段に特化した授業なんてありませんでした。

それに、獣医さんもそれまでの里親候補の皆さんも、相談した花いたちの誰もそんな風に言わなかったし、想像もしていませんでした。

でも、それなら合点がいきます。色々と。

なんだ、なんだ♪そっか、そっか♪

ノーマルだからパスバレーだからじゃなくて、その人の個人的な価値観でそうなっただけか♪

私は別にそういう価値観をどうだとかって話がしたいわけではありません。

ただ、それなら、いたちのおうちでノーマルニョロリンを引き受ける事も出来るのかなって、考える余地ができたって、その事が嬉しいのです。

特別なフェレット

冒頭の通り、私は長くフェレットに携わってきました。

でも、「死なせちゃったらどうしよう」って怖い気持ちになる事はあります。

上記の時もそうでした。

久しぶりに「赤ちゃん」でお迎えしたエルちゃんなんて、もう小さすぎて可愛すぎてどうしようかオロオロしました。

お迎え数日後

円座座布団とフェレット

ポヤポヤの赤ちゃん毛が可愛い過ぎるエルちゃん♡

一時預かりの緊張感とはまた別の「この子を育て上げる」という使命感というかなんというか…

エルちゃんは私にとって色んな意味で特別なフェレットです。

エルちゃんをお迎えしてからは、今のフェレット情報をもっともっと知りたくて、多くのニョロ飼いさんとの出会いを求めてウロウロしました。

出会った皆さんに色んな「今の事」を教えてもらいながら今日まで来ています。

「えー、そうなの?」って思う事ばかりです。

私の知識は随分古いんだなって思う事もありました。

今日のアイキャッチ画像は未去勢の男の子のタマタマです。

こんな立派なタマタマちゃん…

実はフェレット歴24年で初めて見ました。

写真を貸してくれた飼い主様はこちら(フェレット専科)にてspecial thanksです。

いた家スタッフがノーマルフェレットに持つ「特別感」

今回の事で、今は、ノーマルというのは一部ではすごく特別感の強い値段の高いフェレットだから、そんな事は本当にもう無いだろうという事が分かりました。

でも、私が知らないだけで巷ではずっとそう言われてきたのに、ご縁があった元ノーマルニョロリンがいたのは事実です。

私はいたちのおうちというフェレットの愛護施設をやっている以上、これからも「フェレットをいつでも受け入れる」って言っていたいです。

だから、勉強する事にしました。

そして、自分たちでは出来ない事をきちんと見定めて、それを託せる「輪を広げる」事を心掛けるようにしました。

そんな中でも、いた家スタッフは相変わらず

「いた家では飼えないんだとしても、里親さんはタマタマとらないで飼ってくれる人じゃなきゃ嫌だ」って、そればかりを言っています。

男の子の彼女にとって、それは、どうしても大切にしてあげたい「特別」なんだと思います。

その子に一番良い方法でずっと飼ってくれる人を探してあげられるネットワークを築いていこう!

元気に育てられるならタマタマ残して飼ってくれる人を探してあげよう!

いたちのおうちでは「その日」に備えて準備万端に…「流木」買っておこうかな…

昔からのフェレ飼いさんも最近からのフェレ飼いさんも皆、同じニョロリスト♡

おしまいに

記事中にある「ノーマルフェレットは普通に売ってる」は、ニョロ飼い同士だけの感覚で言う「普通」です。

いわゆる一般的な「普通」ではありません。

ノーマルフェレットは「普通に」は売ってませんので、そのお話はこちらから

ノーマルフェレット
ノーマルフェレットとは?【フェレットの基礎知識】「普通に売ってる≠ノーマル」認識の違い!

先日、「最近ペットショップでフェレットを見かけると立ち止まるようになりました。とっても可愛いですね♡」って、このブログを見て、そう仰って下さった方がいました。 なんて嬉しい事だろう(*´∇`*) そう ...

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